【第9回】生まれながらにして悪人の赤ちゃんはいない。なぜ意地悪な子が育つのか。


こんにちは!ママガク学長の新井です。
前回は【3歳までの脳の発達で大切なことは「萎縮させずに成長させること」】をテーマにコラムを書きました。

復習

脳が萎縮しない関わり方の基本は「しかる時は感情をぶつけずに、全否定をしない」こと。
ただしママだって子育てで疲れてつい感情的になることはありますので、目指す子育ての60%くらいできたらよしとしましょう。

これは「叱らない育児」ではありません。
子どもがいけない行動をした時にはきちんとしつけをしてください。
最近「子どもがしたいことはならべくさせてあげたい」と危ないことでも何でもかんでも許してしまっているママを見かけますが、それはワガママな子を育てているだけです。先ほどの60%くらい感情をぶつけずに頑張って欲しい、という意味の中には、40%程度子どもを満たせないことで子ども自身が「人生は全て自分の思う通りに進む訳ではない」ことを認識してもらう必要があるからなのです。

子どもの行動を60%を受け入れ、そして適切に、子どもの心を潰さないように「しつけ」をする。
これは子育てをする上ではずっと大切なことなので、毎回書いてますが【第5回:0-3歳児ママが知っておきたい「しつけの成功法則」】をきちんと理解し、実践してくださいね。

さて、今日のテーマは「生まれながらにして悪人の赤ちゃんはいない。なぜ意地悪な子が育つのか。」です。
前回も少しお伝えしましたが、子どもはまだ発達段階だからこそ「認知のゆがみ」を持ってます。

「認知のゆがみ」とは何か?

「認知のゆがみ」とはお友達=人との関わりの中で、間違えて行動してしまう思考のパターンです。特にお友達との関わりが増えてくる【イヤイヤ期が終わってからの3歳以降】からあり、ほとんどの子どもに見られます。

例えば
・お友達が自分に向かって歩いくる
→自分の持っているおもちゃを取りにくるんじゃないかと心配になる

・お友達が自分のお弁当を見てる
→自分のお弁当を食べようとするんじゃないかと不安になる

心配や不安が「お友達を押し倒す」または「大泣きする」など子どもによってそれぞれの行動に現れます。3歳以上になると、こういった経験に心当たりがあるママは多いかと思います。

「認知のゆがみ」があっても不安になる必要なありません

子どもには、生まれながら見る力、聞く力、見えないものを想像する力が備わっています。
この力は発達段階では「たくさんの失敗=経験」をして、適切に使える力に成長します。

お友達と上手に遊びたい!

でも子ども自身のコミュニケーション能力や社会性が発達段階

お友達との上手な関わり方を知らない、分からないから間違えた対応をする

これが「認知のゆがみ」の中身です。
決して子ども自身が悪い訳でもありません。

親の役目はこの「認知のゆがみ」の原因となる不安や心配を取り除くために、何度も説明、経験させて適切にゆがみを修正していくこと=しつけなのです。

では「認知のゆがみ」だと気づかずに怒るとどうなるのか

このような「認知のゆがみ」からくる子どもの行動に対して「意地悪な子に育ったら困る」と心配になり厳しくしつけたりすることはむしろ逆効果です。

なぜならば、子どもは「上手な関わり方を知らなかった」だけなのです。
それなのにママが「否定と命令と強制=厳しいしつけ」を行っていくと、子どもの心がだんだん疲弊しくでしょう。

「自分は悪いことをした訳じゃないのに、ママは怒る。ママは自分のことを大切に思ってくれてないんだ」という悲しさ、寂しさが「心がグレる」状態へと繋がります。

こういったことが蓄積されていくことで

自分の心が大切にされてないから、お友達のことも大切する気持ちが育たない子。
ママの前ではいい子だけど、外では意地悪などに問題行動ばかり起こす子。
が育ってしまうのです。

「認知のゆがみ」を治していくには

公園や児童館に遊び行った時、ママが少し離れて座っていたら突然泣き声が聞こえて、振り返ったら我が子の目の前でお友達が大泣きしている、という経験はありませんか?

きっとママはとっさに「うちの子が泣かしたんだ。何かしちゃったんだ」と思うでしょう。
そして「何したの?!ダメでしょ!」と怒りつけると思います。

しかし本当に悪かったのは、我が子なのでしょうか。
もしかしたら、お友達にオモチャを取られたのを返してもらったのに、相手の子が返したけど悲しいから大声で泣いていただけかもしれません。

我が子の前で他の子が大泣きしていたら「自分の子が相手の子に何かしちゃったんだ」と反射的に思ってしまうものです。

こうした場合、どうやって問題解決をしていけばいいのか。

公園や児童館など公共の場では、我が子に怒鳴らずに相手の方にとりあえず謝りましょう。
(これは我が子が悪くなくても、親しくない対人的関係に必要なことです)

その後に、我が子にこう聞きます。

「何があったの?」
「どうしたかったの?」

この時は優しく聞いてくださいね。警察の尋問のように問い詰めるやり方はNGです。
「認知のゆがみ」を治すための第一段階は「事実を知る」ことです。

そこから一緒に「問題解決」してあげましょう。
「その時はこうしたら大丈夫だよ」
「次に困ったら、ママのところにおいでね」

※この方法は子どもの問題解決能力も育てることにも繋がります。

当たり前ですが、子どもはまだ一人で問題解決はできません。
自分だけで解決しようとした結果が「認知のゆがみ」を助長してしまうこともよくあります。

生まれながらにして悪人の赤ちゃんはいない

もしも「我が子が最近、意地悪な子になってしまったのかも」と思ったら、それは子どもの心が疲弊しているサインかもしれません。

ぜひ「甘え直し」をしてあげてください。
子ども自身の心が満たされてくれば、お友達の心も大切にしよう、という気持ちが回復します。

ちなみに冒頭にも書きましたが、これは【イヤイヤ期が終わってからの3歳以降】のお話ですので、イヤイヤ期真っ最中のお子様には当てはめないでください。イヤイヤ期の子どもは感情のコントロールを発達させている段階なので、成長するために必要な喧嘩や対立もあると考えてください。

我が子の発達に合わせた「心を育てるしつけ方」を身につけるには

当たり前ですが、子どもは100人いたら、100通りの育て方が必要です。
今日私がお伝えしたコラムも、ピンと来る方、来ない方がいるでしょう。

我が子に最前なしつけ方を学びたい、そう思う0-1歳ママは家庭教育クラスにご参加ください。
1歳半から6歳前後のお子様は「こどもリベラルアーツ」で私たちが一人一人の個性に合わせた心を伸ばすしつけ方をクラスで実践しています。

次は【第10回目】保育園?幼稚園?赤ちゃんの進路について

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