こんにちは!ママガク学長、新井です。
今日は【赤ちゃんは宇宙遊泳している?ママが離れると泣く理由を大解明!】のお話です。第二回目コラムでもお伝えした「子どもの中の安心感」がどうやって育まれていくか、ぜひママたちにも知ってもらえたらと思います。
ママが赤ちゃんから離れると泣く理由
赤ちゃんがご機嫌で1人で遊んでいる時
今なら大丈夫かも!とそーっと離れて家事をしていると
ママが離れたことを察知して
ママはどこ!?と泣く赤ちゃん。
なぜちょっとママが離れただけで、赤ちゃんは泣き出してしまうのでしょうか。
赤ちゃんの気持ちを理解するために私たちが初めて宇宙遊泳することに例えてみましょう。
赤ちゃんは妊娠中、羊水という宇宙船の中で10ヶ月安心な環境で過ごしていました。
そして出産を経て、外の世界=宇宙遊泳が始まりました。
宇宙=私たちが普段暮らしている世界は、赤ちゃんにとっては「はじめての外の世界」です。
ママも想像してみてください
皆さんが人生ではじめての宇宙遊泳をしたとしましょう。
初めは無重力の中でバランスをとったり、自分の身体をコントロールするところから始めますよね。
ある程度自分で自由自在に動けるようになって、宇宙遊泳を楽しめるようになっても、必ず「宇宙船の位置は確認」すると思います。
離れたら不安で仕方ない。
だって宇宙は未知の世界だから。
隕石が飛んでいきたらどうしよう。
酸素ボンベが壊れたらどうしよう。
宇宙服に穴が空いたらどうしよう。
不安すぎますよね。
わたしは想像しただけで怖くて涙が出そうです(涙)
実は赤ちゃんも同じ気持ちです。
まだ外の世界に出て数ヶ月。
ママという宇宙船が近くにいて
共に活動(抱っこでおでかけ)するのは大丈夫だけど
例えそれが家の中でも
ママという宇宙船が見えなくなったりしたものなら、
もう不安で不安でしょうがない。
この赤ちゃんの不安は
「泣く」ことによってママに伝えくれます。
それをママがすぐに応えてくれる、
この繰り返しによって
ママは自分の近くにいる=安心感を身につけて
安心感がたくさん蓄積されると
ちょっとぐらい離れても大丈夫、という自然な自立へと
繋がるのです。
安心感からの甘えと自立について
こうして子どもの中に「安心感」が育つと
だんだんと、ママがいなくても
ちょっとぐらいは離れることができるようになります。
もしも不安なことがあっても、何か心配なことがあっても
ママに「甘える」ことで安心感を得ることができます。
甘えられるから、安心して挑戦できる。
甘えられるから、安心して自立できる。
上手に子どもが甘えることができることは「自立」に大切なことです。
早く自立して欲しいからと、厳しく育てたり、子どもがまだ上手に出来ないことも「自分一人でやりなさい」と育てると、子どもの中に「もっと甘えたい、安心感を得たい」をいうフラストレーションがたまり続けたり、勇気のある挑戦や、安心して何かに取り組む、ということが難しくなる場合もありますので、気をつけましょう。
こういった安心感の弊害は、幼児期だけでなく3歳から小学校以降に現れてくることも多いので、もし大きくなって「子どもの中の安心感が不安定」な状態だったら、もう一度「甘え直し」をしてあげましょう。