【課題シェア】①子育ての基本と自己肯定感・非認知能力の育て方/0歳~3歳

1:今回の講義で大切だと思ったこと

・子どもも大人もウェルビーイングでいること
・子どものすることに対してあれこれ口出しするのではなくて、1人の人間として認める姿勢で子育てをすることがとても大切なんだと思いました。
・子どもを見守るというとこはよく観察するということ。
・親である私たちが偏見を捨て、他人軸に振り回されず、多様性を受け入れ、アップデートしていく必要があるということを強く感じました。
・子どものペースを尊重して見守ること(どうしても他の子と比べてしまうところがあり出来ないことばかり目に付いてしまい良い所を見つけることができなくなっていたように思います。少しずつでも着実に成長してるのは間違いないのでペースを見守りたいと思いました)

2:新たな発見だったこと

自分のご機嫌もしっかり取る大切さに気付かされました。(夜寝かしつけが終わると自分の時間だ!と張り切ってしまい映画を見たりスマホ見たりして寝る時間が遅くなってしまい寝不足になることが多いです。そうすると確かに次の日の気持ちの余裕が無くなっていて些細なことでイラッとしてしまったり怒ってしまったりしてることに気づきました)
・育児書やSNSなどで他者と比べてしまい、今日明日のことだけを見て我が子の発達、成長を心配し悩んでしまいますがもっと長い時間を見据えて子の成長を見守っていきたいと思いました。そして、親も我慢する力を身につけたいです。
・子どもによく待ってて!と言ってしまうのですが、この講座を1.25倍速で聞いてる自分がいて、私が1番待てていないことに気づけました。
・やりたいことをさせる自由な育児をしていると思っていましたが、あれこれ口出す過干渉な子育てをしていたことに気付かされました。
「親が子どもの行動に振り回されず、信じて待つ姿勢が本質的に重要なのだと実感しました。

3:自分でやってみたいこと

・親自身がまわりに振り回されない生き方をしたいです。
・私が家のことをやる時間で全然1人で遊んでくれないなと思ってたのですが、同じ場所でよく見ながら遊んでいこうと思います。
先回りしすぎない関わりをすること。『泣かせない』『怒らせない』育児をしてきたように思います。今でも息子が泣いたり怒ったりすると『なんで?!何が嫌なの?!』という感情になってしまいます。そうではなく、感情を表出出来ていることを受け入れてあげる。安心出来る場所になっていると自分のことも認めてあげる。ちゃんと発散出来る安全基地になってあげることを心がけたいと思いました。
・遊びの実況中継をやってみたら、普段と変わらないように遊んでいても新しく見えて来る視点があってとても面白かったです!

4:疑問に思ったこと

【Q】何かできたらご褒美に〇〇ができる(要求を叶えてあげる)のような物で動かすことは良くないでしょうか?
【A】新井:オペラント条件付け」のしつけ法ですね。何かをしたらご褒美のやり方も1・2歳の子には効果的な場面もあります。この方法は子育てではよく使われますので(例:小学生の子どもが宿題を終わらせた後に、ゲームを許可することで、宿題をする行動を強化する)説明しても意味理解が難しい年齢の子のしつけとして使うこととして問題はないのですが、使いすぎには要注意です。意味理解が伸びる3歳以降になると子どもの方から「これやったら、ご褒美くれる?」と提示されるようになります。ご褒美をあげないとその行動をしない、というふうになってしまうと困りものなので、子どもの意味理解が進んできたら、ご褒美で与えるしつけを「どう使うと効果的か」を親も考えながら使うことが大切です。<推薦図書:中室牧子著「学力の経済学」>そして10歳以降は、ご褒美をあげなくても行動ができる「自分で考えて自走できる子」が育つようになるといいですね。

【Q】2歳児クラスや幼稚園選びの点で子どもの意思がまだない状態での育つ環境選びに対して前のめりになってしまうのは仕方ないことなのかなと思いましたがいかがでしょうか?
【A】新井:子どもの意思がまだはっきり出てこない場合の教育選びで大切な1つ目は、「親のこうしたい」ではなく「子どもにとっての心地よさや楽しさ=子どもの気持ちになって考える」ことです。2つ目に大切なことは、我が子の発達段階を把握すること(レディネス状態の把握=心身の準備性)。多くの親が選び「素敵に見える早期教育」のほとんどは、その年齢において本当に必要かどうか、疑問ばかりです。(ゲゼルの成熟優位説:人はある程度心身が成熟していないと、効果的な学習ができないという理論)

【Q】「非認知能力」はどうやって日々の生活の中で評価したり、成長を感じ取れば良いのか?
【A】新井:非認知能力が育ってきているな、と感じとる方法としての「観察法(他者理解・自己理解のためのプロセスレコード手法)」があります。これは8月の教室開催の親子リベラルで実践します。全国国立大学附属学校連盟が出している「幼児教育における非認知能力」の論文はとても分かりやすいので、興味ある方はお読みください。

【Q】主体性と甘やかしの境界線は?子どもの主体性を伸ばすには「見守って待つ」ことが必要とありましたが、どこまでを「主体性の尊重」として許容し、どこからを「甘やかし」や「放任」と区別すればいいのでしょうか?子どもによってペースも性格も違う中で、親としてどう見極めるのかが難しいです。
【A】新井:しつけの仕方ですね。第2回目講義でお伝えしますが、問題行動には必ず理由があって、そこを理解することで、甘やかしでもなく、放任でもない、見守り待つの関わりができるようになります。こちらの学長コラムでも書いているので読んでみてください。https://mamagaku.com/?p=4150

【Q】習い事に関して、そろばんなど嫌がる前にかじっておくと計算が早くなるなど、(水泳、そろばん)嫌がる前に少しやらせて自然と身につけさせるのは良いのか?
【A】新井:本来であれば、習い事は本人がやりたい!というまで待っててあげることが大切です。(良かったらセカンドバース編第1回目講義で伝えてますのでご覧ください)どうしても親が習わせたい場合は、お習い事を選ぶ前に「子どもの発達・個性・才能」を把握することが大切です。集団が合う子、個別が合う子、身体的知能が高い子、音感が良い子、数学的知能が高い子、それぞれです。
水泳に関しては、よほど水が大嫌い、でなければ「ゲゼルの成熟優位説」が証明するとおり、3歳から習った子と、小学生から習った子の進み具合は全然違います。そろばんに関しては、そもそも「算数を得意」にしたいのであれば、そろばん・公文・タブレッドなど算数を学ぶ手法も色々あります。本人に合う=楽しく通える習い事じゃないと長続きしなかったり、行き渋りしたり、結局「親が勝手に期待して、勝手に落胆する」残念な結果にならないように、お習い事は子どもにベストな年齢や、合う合わないを親が見極めることが大切です。

5:もっと知りたいと思ったこと

【Q】2歳頃からママガク家庭教育を実践した子どもがどう変化したのか事例があれば知りたいです。
【A】新井:2歳からでも、何歳からでも、子育てのやり直しはできます。しかし、思春期以降大問題(不登校・引きこもり・家庭内暴力・リストカット・非行に走るなど)が起きてやり直そうとした場合は、その子が育った年月まで回復期間がかかることを覚えておいてください(13歳で発症した場合は、26歳まで時間が必要だという覚悟を持って子育てをやり直しすると成功します)。物心が付く(子どもが世の中の出来事や意味を理解できるようになる)」年齢と言われる5歳までに、この家庭教育を実践してもらえたら、嬉しいなと思います。

【Q】子どもの主体性を育てるには「見守ること」「待つこと」が大切とありましたが、実はそれって大人の“非認知能力”も試されているのでは?と思いました。子どもと一緒に、親も“見守る力”を育てるためのヒントがもっと知りたくなりました。
【A】新井:大人の非認知能力=感情能力を育てるために大切なのは「俯瞰力を高めることと、子育て(発達段階)を勉強すること」です。俯瞰力を高めるのにオススメなのは、書く瞑想、と言われるジャーナリング(頭に浮かんだことを自由に書き出すことで、自己理解を深めたり、ストレスを軽減したりする手法)です。感情の視覚化は非認知能力を高めるのに効果的です。
「見守る・待つ」ができるようになる、ということは結果、衝動的・感情的にアクションを起こさず、その行動に対しての理由と解決を考え、アクションを起こす、自制心や自己コントロール力が必要です。この家庭教育オンラインを通じて、ぜひ見守る力を身につけて頂けたら嬉しいです。

【Q】叱り方に悩んでいるので正しい?叱り方を知りたいです。わざとではなく偶然やってしまった事は基本的に怒らないようにしているのですが、わざとやっているように思える悪いこと(食べ終わったら何故かフォークやスプーンを下に落とす、ヨーグルトのカップを落とす、弟に対して蹴りを入れたり叩いたりする)に対してどう叱るべきなのか悩みます。注意しても聞いているんだか聞いていないんだか分からないような時が多く全然響いてないよなぁと思う事が多々あります。何度言っても同じ事をしたりするのでまた!?とこちらもイラついてしまう事が多いです。
A】新井:第二回目のしつけ編でお答えますね。

お問合せは各校LINEから可能!
お友達追加後、メッセージ送信ください。担当者よりお返事致します。