発語が増える!幼児期にオノマトペのインプットが言語を身につける近道:学長コラム

こんにちは!ママガク学長の新井です。
最近、1歳半を過ぎてからも発語が出てこない、「ママ」「パパ」などの1語に続いて2語・3語が増えない、不明瞭な発音が多い(子ども自身は話しているけど、他者が聞き取れない)などの悩みをよく聞きます。このような 言葉に関する悩みを解決する1つが「オノマトペ」 です。

「オノマトペ」とは擬音語、擬態語とも言われる感覚的に意味を理解できる言葉のことで「にゃーにゃー」「わんわん」「ジャージャー」「ペタペタ」など普段の子育てでも何気なく使っているママも多いと思います。オノマトペは 日々の子どもへの声掛けにも活用することが可能 です。

昨年読んだ「言語の本質」という本によると、オノマトペは音と意味が結びついている言葉で、言葉を知らない子どもたちでも「感覚的に意味を理解できる」と書かれていました。

こどもリベラルアーツでは、講師たちが子どもたちに声掛けをする際、オノマトペを意識的に使っています。

1歳半からのクラスでの声掛け事例
「お水がジャージャーこぼれたね」
「お砂をザクザクしてみる?」
「お掃除するからサッサッサー(箒と塵取りのこと)頑張ろう!」
「紙コップがクルクル回っているね」

このように、オノマトペを使った動詞で語りかけるとすぐに真似して覚えたり、お友達が話しているオノマトペを聞いて、発語が増えたお友達も多くいます。
親の声掛けより 「子ども同士の関わり」が一番発語に効果がある と実感しました。

子育てで活用できるオノマトペの例
食事の時
「おててふきふきしようね」
「おなかペコペコだから、モグモグ食べようね」
「おしりを椅子にペッタンしようね」
「フォークで食べ物ザクっとしよう」
おでかけの際
「(ペンギンさんの真似をしながら)ペタペタあるこう」(走って危ない場所)
「おててジャージャーあらおうね」
「おしっこシーしたくなったらおしえてね」

子どもが言葉を覚える順序では「音の学習」が一番早く、オノマトペで音と意味をつなげて覚えていくので「幼児期にオノマトペのインプットが言語を身につける近道」だと実感しています。

【上級編】効果的な声掛け方のコツ

さらに、子どもにわかりやすく指示を通すコツは「否定文」ではなく「肯定文」にする、またオノマトペを組み合わせることで、親の言うことを理解しやくなります(指示理解)。

◾️子どもが食事中立ち上がってしまう時
立ったらダメ、ではなく「座ったするよ」→「お尻ペッタンするよー!」

◾️人の多い場所を走ってしまう時
走っちゃだめ!ではなく「歩くよー」→「ペタペタ、ぺんぎんさんみたいにあるくー!」

など どう伝えたら子どもが理解しやすい言葉になるのか ママが怒らずに理解してもらう方法をこどもリベラル体験会でお伝えします。

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